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地上レーザープロファイル

ここ3〜4年で導入する企業が出始めてきています。
航空レーザーと異なり、まだGPSと連動していないため、スキャニングの時点でxyzには任意座標しかなく、後付けで与える事になります。
また、ターンニングの時の精度が良くないため、距離が長いとブレてしまいます。

最近は、小規模な災害現場でデジタルカメラからのソフトと比較されるケースが目立ちます。

デジタルカメラと比較した場合、
  ・測定が楽
  ・測定した結果がすでに3次元データ
  ・直接測定なので精度が高い
  ・広域な測定が早い
などが上げられます。
逆に、不利な点として
  ・機材が大きい
  ・電源確保が難しい(場合によっては発電機)
  ・ターンニングが大変
  ・導入コストが高い
などがあるようです。

しかしながら、小規模な災害(土砂崩れ)の場合、流出土量を求める場合などには非常に便利で、早いといえます。
また、光波と異なり測定ポイント数が多いので、精度も高い事が特徴と言えるでしょう。

スキャニングと同時にCCDカメラで撮影し3Dモデルを作成するレーザースキャナーソフトもあり、今後は導入コストがどれだけ下がるかが普及の決め手と思われます。

城壁サンプル(ランダム点)






知っておきたいレーザーデータに関する用語

3D地形モデルに関する用語
TIN ・・・ Triangurated Irregular Network (三角網)
DEM ・・・ Digital Elevation Model (数値標高モデル)
DTM ・・・ Digital Terrain Model (数値地形モデル)
DSM ・・・ Digital Surface Model (数値表層モデル)

DEMとDTMは同義語として認識されています。最近はDEMを使用するのが一般的といわれています。
DSMは表層モデルです。上記、横断のBで、上辺を取得すればDSM、下辺を取得すればDEMということになります。